詩仙堂(六六山 詩仙堂 丈山寺)

しせんどう

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京都・一乗寺エリア。
一度だけでなく、ずっと坐禅を学び続けたい。
そう願う方にぴったりの参禅会があります。

おしゃれな雑貨屋や本屋など新しいショップが続々と誕生し、学生を中心に密かな人気エリアとなっている一乗寺周辺。古き良きものと新しいカルチャーが融合する一乗寺エリアでいつの時代も変わらず、訪れる人の心を強く捉えているのが「詩仙堂」です。

江戸時代初期の山荘が元となっている詩仙堂は、現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺。
でこぼこした土地の景観を活かした回遊式庭園は白砂と四季の花々のコントラストが美しく、国内外から多くの人が散策に訪れます。

参禅会が開かれるのは拝観開始前の早朝。季節の移り変わりを感じながら坐禅に取り組むことで自身の中に生まれる変化をしっかりと感じ取ることができます。

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参禅会について

移りゆく四季は、自身の変化を映す鏡

詩仙堂の参禅会が行われるのは美しい庭とひと繋がりになったような書院。(※冬は十方閣で行われます)
日中は池や小川のある回遊式庭園を巡る方々の姿もありますが、参禅会が開かれるのは拝観開始前の早朝の時間帯。
 
そのため耳を震わせるのは、小川のせせらぎや虫の音のみ。早朝の静かな空気を味わいながら坐禅に没入することができます。
 
目に入る庭園の光景は白砂に映える花々が美しく、5月下旬ならサツキ、11月下旬なら紅葉と四季折々の鮮やかな彩に包まれます。
 
詩仙堂での参禅会は継続して坐禅に取り組みたい方のために行われています。
一度きりの体験目的では参加できませんが、目に見える四季の変化に自身の変化を読み取ることができるのは、継続するからこそできることではないでしょうか。

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詩仙堂について

デコボコした土地で、静けさを愛おしむ

詩仙堂と呼ばれているのは、本来は「おうとつか」と呼ばれる建物の一室。
「おうとつか」とは、でこぼこした土地に建てた住居という意味を持ちます。漢字では「おう」は「凹」、「とつ」は「凸」、「か」は“穴冠の下に果”を書くあまり見かけない漢字をあてます。
 
その名が示す通り敷地内は起伏に満ち、小山があり、小川がせせらぎ、滝が流れ込む池もあります。
 
またこの建物を造った江戸時代の文人・石川丈山が仕立てた“僧都”が今も残されています。
“僧都”とは一般的には“鹿おどし”として知られているもの。武人でありながら、大坂夏の陣の功績を最後に文人の世界に入った丈山が、閑寂の中に響くこの音を心の慰めにしたとされています。
 
静かな空気感を乱したくないという共通の意識が自然と働くのか、訪れる方は国内外問わず皆、声を落とし最小限の言葉しか交わさず、ほとんどは書院の畳に静かに座り、ゆっくりと庭を眺めています。
 
戦の世界を離れ文人として生きた丈山が作り上げた閑寂の空間は、今も和の趣が心に染み入る場所として多くの人に愛されています。

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詩仙堂(六六山 詩仙堂 丈山寺)で体験できる修行

  • 坐禅

坐禅

坐禅

■参禅会(継続参加者向け)

第1・3日曜の朝、参禅会を開催されています。

一度きりでなく、継続的に坐禅を続けたい方のための参禅会なので一度限りの体験希望者は参加できません。
また団体のお申込みも受け付けていません。

  • 対象

    ・継続して参加する意思のある方のみ
    ・団体不可
    ・定員15名

  • 体験日時

    毎月第1、3日曜日の朝

  • 場所

    通常は「書院」。冬期は庭の奥にある「十方閣」にて行います。