【ミニ特集】「不死鳥の寺」三井寺に泊まる:(1)生まれ変わりました。

――「不死鳥の寺」

草創より1300年。
どれほどの災禍に襲われようと決して屈することなく、不死鳥のごとく幾度も幾度も凛々しく再生した古刹「三井寺(みいでら)」。

そこは、天智・天武・持統三代の古代天皇が産湯を浸かった霊泉沸く寺。
そこは、源平の戦いの最中、平家の襲撃を受けながらも源氏の守護を貫いた寺。
そこは、豊臣秀吉が一度は廃絶しようとしながらも、死の直前に再興を願った寺。

1300年。
人々が崇拝し、心を寄せてきた大寺院。気安く泊まることなど決して許されなかった。
三井寺の境内に留まり夜を超え、朝を迎え、静かな時を過ごしてみたい。そんな望みを口にすれば戯言もほどほどにと叱責されたかもしれない。昔なら。

それがこの夏からは! どうぞこちらへ、と微笑まれる。
どうぞこちらへ――昔の人なら卒倒したかもしれない、その言葉の先で待ち受けているのが、
こちら。
  ↓

一日一組限定。
三井寺境内の僧坊「妙巌院(みょうごんいん)」が宿坊として生まれ変わった姿「和空 三井寺」です。

宿泊予約は8月1日スタート(※予約は「テラハク」で⇒CLICK
ということで!
「和空 三井寺」の魅力&宿泊するなら絶対に知っておきたい「三井寺」の情報などを数回に分けたミニ特集でお送りします。

まずは「和空 三井寺」のコトからご紹介。

 

■「和空 三井寺」には、まっすぐ行かないで!?

宿坊「和空 下寺町」に向かうには、まずはココ(↑)を通って。
そう「三井寺」の大門(仁王門)です。

 

あれ? 「三井寺」でなく「園城寺」と書いてある・・・? と首をひねられた方、安心してください。
「三井寺」と言う名が浸透していますが、正式名称は「長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)」。
門前に「園城寺」と書かれているのを見て、「道、間違えた!?」と焦って引き返す必要はありません。

此処が、まごうかたなき名刹「長等山園城寺」「三井寺」です。

 

大門から「和空 三井寺」までは駐車場に沿って左側の道を進む方が近道です。
が! ここはぜひ大門の先に続く石段を昇り、金堂や「三井の晩鐘」がある「中院」と呼ばれる一角へ。

 



宿坊へ急ぐ前に、金堂や「三井の晩鐘」「閼伽井屋」など様々な伝説が残る中院エリアで古刹の空気をたっぷり感じ取ってください。
(中院エリアに残る伝説などについては、次回以降にご紹介!)
新緑、桜、紅葉、雪景色・・・季節を目にし、その日その時の音を耳にして、せわしない気分がほぐれたら、ようやく足をまっすぐ「和空 三井寺」へ。

金堂を背に「村雲橋」を渡ります。
(ああ、この「村雲橋」にも不思議な逸話が・・・。語りたい! 次回以降で!) 

橋を渡り、四つ辻に来たら、左へ下っていきましょう。
しばらくすると、右手に歴史を感じさせる風情ある門が。

 

■400年以上の歴史ある「妙厳院」が、新たな姿を魅せる

そう、これがかつての僧坊「妙厳院」が生まれ変わった宿坊「和空 三井寺」。
気づきましたか!? 気づきましたよね。

門の左手には「和空 三井寺」の表札。右手には「妙巌院」。
少なくとも1613年に歴史を遡ることができる「妙厳院」。400年以上の歴史を刻んでいる僧坊が、2018年、旅人も宿泊できる宿坊へと生まれ変わりました。





風格を感じる和モダンのスタイル。
エアコンやWi-Fiなどの最新設備はきちんと整っていますが、築150年超える建物の柱などはそのまま残しています。
よくみると柱の表面や角に150年以上もしっかり建物を支え続けた名残りの傷が。
快適でありながら長い時の流れを感じる不思議な空間。



建物が生まれ変わったように、泊まることで何かが切り替わるかも。
修行や特別拝観など宿泊者向けの体験も用意されています。(詳細は次回以降で!)

・・・生まれ変わるって、いい!
「不死鳥の寺」で、生まれ変わってみよう。

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◎【ミニ特集】「不死鳥の寺」三井寺に泊まる:
(2)笑顔で「修行」、それも良い。はコチラ⇒
(3)3つの「龍」の伝説を巡る。はコチラ⇒
(4)境内散策で、思わぬ可愛い生き物に遭遇。そして意外な伝説にも。

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「和空 三井寺」宿泊予約は「テラハク」で⇒CLICK

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