実りの秋!ワインを楽しめるぶどう寺・大善寺の宿坊に泊まりたい!

実り豊かな秋はもう目前!暑い夏で食欲が落ちていた人にも、これからシーズンはおいしい秋の味覚とともに秋を満喫してもらいたいところ。

フランスでは例年8月下旬ごろより“Vendage(ヴァンダージュ)”と呼ばれるぶどうの収穫期に入り、11月には、日本でも大変話題になるボジョレーヌーヴォーが解禁となります。

そんな、何かとワインに注目が集まる秋は、甲州ぶどう発祥の出説をもつ“ぶどう寺”へ出かけてみませんか?秋にピッタリの愛称で親しまれるこのお寺は、山梨県にある大善寺。ここでは、なんと!ご住職と檀家さんでつくる自家製のワインがいただくことができるのです!!!

■ぶどう寺・柏尾山 大善寺とは?

山梨県甲州市にある大善寺は、真言宗智山派の古刹です。周辺はぶどう畑に囲まれる大善寺のご本尊は、ぶどうの房をもったとても珍しい薬師如来像。なぜぶどうの房を持っているかというと、養老2年(西暦718年)に行基という僧が甲斐の国を訪れたときに、手にぶどうを持った薬師如来の夢を見たことからはじまります。その夢を喜んだ行基が木彫りの薬師如来をつくり、その後も薬園をつくって民衆を救い、法薬のぶどうの作り方を村人に教えたので、この地にぶどうが栽培されるようになり、これが甲州ぶどうのはじまりとなったと伝わっています。

つまり、甲州ブドウは、日本で1000年以上の長い歴史を持つ日本固有のぶどうの品種なんですね。ご存知でしたか?

ちなみにこの珍しいご本尊は、5年に1度、わずか1週間だけ御開帳され、拝することができるのですが、大善寺にはこのほかにも、築730年以上にもなる国宝の本堂・薬師堂や17体の国重要文化財貴重を多数保有しています。

そして、初夏には、敷地内のあじさいがとても美しく、1200年来続く藤きり祭りなども催され、秋以外も年間を通して見どころがたくさんあるお寺です。

 

■ご住職自慢の自家製ワインをいただこう!

大善寺では、敷地内にあるぶどう畑でとれたぶどうで、オリジナルワインを醸造しています。ワインは赤・白の2種類があり、地元の人や参拝者にとても好評なのだとか。ドライバーやお子様には、ぶどうジュースも用意されていますよ。

しかも、山梨県の指定名勝になっている江戸時代初期の池泉鑑賞式庭園をお部屋から眺めながら、ワインなどをいただくこともできてとても贅沢な時間を過ごすことができますよ。※拝観料金はおとな500円。(グラスワイン拝観、抹茶拝観はそれぞれ800円)です。また、ボトルワインを購入することもできます。

 

■民宿 大善寺に泊まってみよう

大善寺では、合宿訓練や一般参拝者に宿坊(民宿)を解放しています。お食事は精進料理ではありませんが、山梨県の特産品を使ったボリューム満点の家庭料理が提供されます。そして、ぶどうの丘 温泉館の利用半額券なんかももらえちゃいますよ!(大善寺にもお風呂はあります)

また、昼食のみとはなりますが、予約制で精進料理をいただくだけも対応していただけますので、旅のスケジュールに合わせて大善寺にぜひ訪れてみてくださいね。

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