金龍山 実性院

加賀市大聖寺下屋敷町の金龍山　実性院です。
毎月第1・第3日曜日に坐禅会が行われています。

大聖寺初代藩主前田利治に従い入封した老臣玉井市政が金沢で師事していた通外祇徹和尚を大聖寺に招き一庵を設けました。その後、霊光山宗英寺に改められましたが、万治3年(1660)前田利治が死去し、宗英寺にて葬儀が行われたことから、利治の法号より寺名を実性院と改めました。2代前田利明は現在地に実性院を移し、山号を金龍山と改め号することとなりました。

本堂、御霊堂、前田家廟所、開山廟所 萩の花、百日紅、梅の花 春は古梅が花を付け、夏は百日紅の白い花、秋は白萩の可憐な花が風に揺れ、冬は一幅の墨絵を思わせる雪景色。書院には狩野派の屏風絵、御霊堂には襖絵、格調ある風情と禅寺の質実な佇まいを見ることが出来ます。