準別格本山 法音院

ほうおんいん

ご案内

Gallery

「観世音菩薩」「大日如来」「阿弥陀如来」「不動明王」など
13種の仏様から心揺さぶるお姿を選び、描き写す。

京都・東山にある「法音院」は、皇室にゆかりのある「泉涌寺」の塔頭寺院として鎌倉時代末期に創建されました。

御本尊は一面三眼八臂、3つの瞳と8本の腕を持つ不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)。手にはすべての人々を漏らすことなく救い取る羂索(投げ縄)を持たれています。

救済加護のご本尊を祀る「法音院」が一般向けの写仏体験を開始されたのは数年前のこと。多くの方に写仏により仏様の功徳を受け、心の修行をする機会を持って欲しいと始められました。

ご用意されている仏様は「観世音菩薩」「大日如来」など13種。心惹かれる仏様のお姿を写し、心の修行をしてみてはいかがでしょうか。

Gallery

ご住職の思い

仏様の世界に向き合って

歴史ある「法音院」で一般の方が気軽に写仏できるようになったのには「できるだけ敷居を低くして、どなたでも入ってきやすいお寺を目指したい」というご住職の思いがあったからです。
 
写仏を選ばれたのも「写仏なら、子供から大人まで難しさを感じず無心に仏様の世界に向き合えるから」。
柔和な声と表情でそう語るご住職。物静かな印象の方ですが、仏様やお寺の事など分かり易い言葉でお話をしてくださいます。
 
ご本尊・不空羂索観音が持つ「羂索」とは「古代インドで狩猟に使われていた投げ縄のようなもので、仏様はその縄であらゆる人を救ってくださる」のだそう。またご住職によると、こちらのご本尊が不空羂索観音なのは「お寺周辺はかつては藤原一族の地であったため奈良時代から藤原一門の信仰を集めていた不空羂索観音が安置されたようだ」とのこと。

写仏で心の修養を
 
写仏体験で書き写した仏様は、ご本尊・不空羂索観音の前に奉納させて頂けます。
 
不空羂索観音は、生きてるうちは病なく健やかに満ち足りた暮らしを送り、死に臨んでは苦しみなく浄土へと導いてくださる仏様。
写仏を奉納することで「大切な方の供養や平癒を祈願する」こともでき、また「写仏を通じて仏様と向き合うことで、自分自身と向き合う時間を得ることができます。心の修養です」とのことです。

Gallery

写仏体験レポート

見えていなかったものが見える

「観世音菩薩」「大日如来」「阿弥陀如来」「不動明王」など13種類の仏様が目の前に並んでいる。
体験させて頂く写仏のお手本となる仏様のお姿だ。
 
いずれも描写が細やかで、どれにするかやや迷ってしまう。
13回足を運び、1回ごとに1仏ずつ、13仏すべてを写仏される方もおられるのだとか。突き動かされる気持ち・衝動はとてもよくわかる。
結局、強さのインパクトに打たれた「不動明王」を写させていただくことにする。
 
写仏は、伏見桃山城の遺構の一部と伝わる書院で体験させていただける。座敷席のほか椅子席もあり、筆も使いやすい筆ペン、各席には手元が見えやすいように電気スタンドまで用意されている。子どもから大人まで、初心者の方が緊張したり難しいと感じないように配慮されている。
 
窓を開けてくださると、緑の庭が視界に拡がった。この日は小雨。雨の音と雨どいを伝う雨水の音が心地よい。
 
手本の上に薄い和紙を載せ、下の線を写し取る。
これまで写経は体験したことがあったが、写仏は初めて。これまでは仏像として全体の形でしか見ていなかった仏様。写仏に取り組んでみると仏様の細部はこうなっていたのかと改めて気づかされる。

無垢な心が、立派な仏様を生む
 
はじめは上手く描きたいという余計な意識が働いて失敗を恐れ短い線になってしまうが、そのうち比較的迷いなく思い切りよく線を描けるようになった。
一本の線を描き、次の一本を描く。線がつながるにつれ仏様の姿が目の前に浮かびあがってくる。
 
30分ほどで「不動明王」を描き上げた。後で住職の奥様にお聞きしたところ、子どもたちの方が無心になりやすく、線にも迷いがないのであっという間に堂々たる仏様の姿を描き上げるのだそうだ。もちろん短時間で描く方が集中してるというわけではない。熱心な方の中には1時間半から2時間かけてていねいに写仏される方もおられるのだとか。
 
描き写した「不動明王」を携えてご本堂へご案内をいただく。ご本尊・不空羂索菩薩の前に奉納させていただき、ご焼香する。ご住職が唱える般若心経が耳を震わす。このときの体験者は自分だけ。1人のためにわざわざお経を唱えてくださる。なんと贅沢なことだろう。
写仏はそのまま奉納しても構わないが、記念に持ち帰ることも可能とのこと。
 
書院に戻ると、お茶とお菓子のおもてなしを頂いた。今日はたまたま一人だったが、普段は20代から30代の女性が訪れることが多いとか。夏休みに家族3世代で訪れる方や、近隣のお寺で写経・こちらで写仏と回られる方もおられるとのこと。 
様々な方が様々な思いで仏様を写しに来られる。
 
仏様の細部を意識し、無心に線を描いた時間を反芻する。写仏を通じて仏様とつながること。心の修養。ご住職に教えて頂いたことが、あらためて理解できた気がした。

training
準別格本山 法音院で体験できる修行

  • 写仏

写仏

写仏

■写仏
お経を書き写す「写経」(しゃきょう)に対して 仏さまのお姿(仏画)を描き写すのが「写仏」 (しゃぶつ)です。
元になる仏画のお手本を敷いて、薄い和紙を載せて墨線で写し取ることにより描く写仏を行っています。
仏様を身近に感じていただくとともに仏様の功徳をいただきます。親しい方のご供養や平癒祈願をはじめ、ご自身と向き合う時間を得ることによる心の修養にもお役立ていただきます。
なお、写仏をされた方は本堂内陣にご参拝いただけます。
写仏する仏様は「観世音菩薩」「大日如来」「阿弥陀如来」などがあります。

※料金・ご利用条件などに変更がある場合がございます。
詳細はお問合せください。

  • 料金・御奉納金

    1,000円/茶菓子付き

  • 所要時間

    30分~45分程度

  • 確認事項

    椅子席もご用意しております。

  • 写仏・絵画

写仏・絵画

写仏・絵画

■写仏体験ができます

「観世音菩薩」「大日如来」など13種類ある仏画の中から、おひとつを選び描き写していただけます。
お手本となる仏画の上に薄い和紙を載せて墨で写し取るので、初心者もお子さまも楽しく体験することができます。

描き写した仏様は本堂内陣にてご奉納いただき、そのまま奉納することも持ち帰ることも可能です。
最後にお茶とお菓子のおもてなしがあります。

  • 御奉納料

    1,000円(本堂内陣参拝・茶菓付)

  • お申込み

    事前にお電話にて確認されることをお勧めします。
    電話番号:075-551-0961

  • 所要時間

    30~45分

  • ご案内

    ・描き写した仏様は本陣内陣にて奉納。ご希望によりお持ち帰り頂くことも可能です。
    ・椅子席もご用意しています。