秋葉総本殿 可睡斎

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今回宿泊したのは・・・禅の一大道場 可睡斎

宿泊したのは可睡斎という曹洞宗のお寺です。東海道一の禅の修行道場であり、現在も多くの修行僧が修行をされているのですが、宿坊に宿泊すると、なんと修行僧と一緒に本格的な禅修行を体験させていただけるのです。

ちなみに可睡斎というお寺の名前は、もともと「東陽軒」という名前だったそうです。ここの和尚さんが幼き頃の徳川家康公を戦乱から救ったことから、後に謁見の機会が設けられました。しかし、そのときに和尚さんはあろうことかウトウト居眠り。それを家康公は「眠る可(べ)し」と許したそうです。そんなエピソードがあり、可睡斎と寺の名称が改められました。家康由来のお寺ということで、あちこちに葵の紋を見ることができます。

まずはお部屋へ

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15時ごろに到着。受付を済ませると、まずお部屋に案内していただきました。お部屋にはすでに人数分のお布団が用意してあり、まだ春先の肌寒い気候でしたが、エアコンもあり、とても快適でした。

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可睡斎は、別名「花の寺」とも言われていて、1年を通して四季折々の花を見て回ることができます。お庭もとっても美しかったです。

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体験の時間まで少し時間があったので、少し探索してみました。ミシミシと心地よい音がする床や長い廊下。迷子になってしまいそう。

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禅修行体験が盛りだくさん!欲張って体験しちゃいました

まずは宿泊させていただくお寺のことをよく知ろう!ということで、最初の体験は諸堂拝観案内。可睡斎は、長い歴史をもち、とっても広いので見どころも興味深いお話もたくさん!

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その中で最も有名なのが日本一の東司(とうす)。東司は仏教寺院のお手洗いのことなのですが、そこに安置されているのが、日本一の大きさを誇る烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)様。メディアでも度々取り上げられている「通称・トイレの神様」です。
70年以上前から使用されているこの水洗トイレはいまも現役。隅々まで清掃が行き届いてとても清潔でした。(こことは別に女性専用のお手洗いもありました)

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もうひとつ見どころをあげるとすれば、「瑞龍閣」と呼ばれる大広間の見事な襖絵です。これは日本画家の山口玲煕氏により描かれたものです。私たちが訪れたときには、大広間では展示会が開催されていました。

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食事も修行のひとつ、美味しすぎる精進料理

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拝観を終えお部屋に戻ると、何だかいい匂いが。ほどなくして私たちの部屋の隣には夕食を準備していただきました。実は、可睡斎は、別名「味の寺」と呼ばれるくらい精進料理がおいしいことで有名!地元でとれる食材や季節の旬の食材が取り入れられたお料理は、見た目も鮮やかでボリューム満点!こころもおなかも満たされます。

なお、可睡斎では予約が必要にはなりますが精進料理だけをいただくことも可能で、精進料理教室も開催されているとのことです!

写経と坐禅でグッと気持ちを引き締める

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夕食に大満足し、気持ちが緩んでしまっていたのですが、そんな暇はありません!続いて、場所を移動し写経を体験しました。書き写したものは、翌朝のお勤めでご祈祷してくださり、オリジナルのお守りとして持ち帰ることができます。お守りの袋も数種類あり、自分の好きなものを選ばせていただきました。世界に一つの自分だけのお守りなので、とても素敵な宿泊の記念となりました。

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初日最後の修行は、坐禅です。アッという間に時間が過ぎて坐禅が終了し、あまりに一瞬に感じたのでこれを無になるというのか!といった感じでした。

翌日に備えて21時就寝

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すべての体験を終えるとすでに20時前。サッと入浴を済ませて、就寝時間早すぎて寝れないかも・・・なんて考えていたのですが、21時頃に就寝しました。

坐禅、お勤め、精進料理、作務・・・朝からも修行体験尽くめ。

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お寺の朝はとっても早い。2日目は身支度を整えたら、まずは早朝坐禅からスタートです。早朝の坐禅は、僧侶の皆さんと並んで一緒に坐禅を組むんです。「ちゃんと昨日のこと覚えているかな・・・」と少し不安でしたが、そんな不安をよそにまた無の境地に入っていきました。早朝の静かな雰囲気は、とっても気持ちが良かったです。
坐禅が終わるとその流れで場所を移動して、そのまま朝のお勤めに参加です。経本を手渡され、私たちも音読しました。

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お部屋に戻ると朝食の準備が整っていました。朝から坐禅、お勤めと体験が盛りだくさんだったので、「やっと!」という感じでした。胃に優しいお粥がとってもおいしかったです。

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食事を終えて、最後に作務(お掃除)をお手伝いしました。小学生ぶり?の箒になつかしさを感じながら、私たちはお寺の外の落ち葉を山門まで掃きました。これが結構いい運動となりました。

作務を終えるとチェックアウト。あとは境内でご自由にお過ごしくださいとのことだったので、ちょうど開催していた牡丹園を見させていただきました。

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今回は女子4人でのはじめての宿坊宿泊でしたが、結果としてとても充実した体験となりました。私たちの滞在中、ずっとひとりの僧侶の方が担当として付いてお世話をしてくださったのですが、本当に丁寧で分かりやすい説明と指導をしていだき、とても感謝しています。
反省点は、欲張ってすべての体験を詰め込みすぎたことでしょうか。次は時間の余裕を持って滞在してみようと思いました。

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和空編集部

伝統文化の体験や宿坊を中心とした旅の情報が集約する宿坊ポータルサイト「和空」編集部です。宿坊を日本の歴史や伝統文化が凝縮された“和の空間”として捉え、和空(わくう)と命名しました。ひとりでも多くの方に、宿坊を訪れていただけますように。