呼吸と心を調えるとっておきの『坐禅』体験

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座禅とは?

坐禅(ざぜん)とは、仏教で姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の基本的な修行法のことをいいます。しかし、仏教寺院であればどこでも坐禅をしているわけではありません。“禅宗”と呼ばれる「臨済宗」、「曹洞宗」、「黄檗宗」の3宗で行われていて、宗派により、意味や取り組み方に違いはありますが、いずれも心の安定や悟りの境地に近づくための大切な修行とされています。

坐禅を行うことで「集中力が高まる」、「リラックスできる」、「姿勢が美しくなる」、「血圧が安定する」など、健康面や精神面でも良い効果がもたらされると近年人気の高まりを見せる「坐禅」は、海外での〝ZEN〟ブームに見られるように、今や宗教上の修行の域を超えて、人々の生活に浸透した新たな文化となりつつあります。

坐禅の基本

坐禅で基本となるのは、

調身・・・正しい姿勢をつくること

調息・・・呼吸を整えること

調心・・・心を調えること

この3つのことです。

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服装は、なるべく締め付けのないゆったりとした足を組みやすいものが望ましく、また、裸足になるので、女性はストッキングなどは避けましょう。

坐禅の方法

坐禅をお寺の禅堂などで行う場合は、修行は入室前から始まります。

禅堂では、
・出入り口の端で合掌して一礼してから入室する
・立っているときや、歩いたりする際は、「叉手(しゃしゅ)」の姿勢をとる。
・歩くときは、すり足で歩く
・しゃべらない、できるだけ音を立てない
このようなことに気を付けましょう。

大まかな流れとして、

(1)足を組む
足をあぐらのように組み、右足を左ももの上、左足を右ももに重ねます。これは「結跏趺坐(けっかふざ)」と呼ばれる組み方ですが、きつく感じる方は、片足だけ組む「半跏趺坐(はんかふざ)」でも良いとされています。
大切なことは、両膝とおしりの三点で上体を支えるということですので、無理はせずバランスをとって座りましょう。

(2)両手を組む
背を伸ばして姿勢を正し、手を組みます。組み合わせた手は、下腹部につけます。

手の組み方は、「法界定印(ほうかいじょういん)」と呼ばれる、右の上に4本の指が重なるように左手を置き、親指同士はかすかに触れる程度の状態を保つ組み方、もしくは、「結手(むすびて)」と呼ばれる、親指と人差し指でつくった輪の中にもう片方の親指をいれて手を組む方法があります。

(3)呼吸を整える
あごを引き、舌は前歯の付け根に軽く触れるようにして口を軽く結びます。
「息をゆっくり吐ききる」、「吐くときにお腹はへこみ、吸うときに膨らむ」ことを意識します。
また、目は完全に閉じるのではなく、目線は畳一畳分(約1m)先に落として半眼の状態にします。

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※実際の流れや細かな作法などは、各宗派の決まりに沿い、指導お受けください。

坐禅を体験しよう

警策でビシバシとうたれ、“きつい修行”という印象のあるかもしれない坐禅。しかし、警策は坐禅の際に集中できていない修行者への「励まし」のようなものですし、きっと心に喝が入ったり、モヤモヤとした気持ちが晴れていくかもしれません!
最近では、気軽に参加できる坐禅体験会が全国各地で行われていますし、もちろんお寺の宿坊でも体験ができるところがたくさんあります。宗教上の修行を超えた日本の文化として、日本人だけでなく外国人もこぞって体験していますよ。
そんな日本のクールな“坐禅”をぜひ体験しませんか?

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和空編集部

伝統文化の体験や宿坊を中心とした旅の情報が集約する宿坊ポータルサイト「和空」編集部です。宿坊を日本の歴史や伝統文化が凝縮された“和の空間”として捉え、和空(わくう)と命名しました。ひとりでも多くの方に、宿坊を訪れていただけますように。